こんにちは、全日本SEO協会認定コンサルタントの平松由花梨です。

「ホームページやブログに時間をかけて記事を書いているのに、なぜか検索で見つけてもらえない...」

このようなお悩みを抱えている個人事業主や小規模事業者の方、特にITに不安を感じている女性起業家の方も多いのではないでしょうか。

SEO対策の成功の鍵を握っているのはキーワード選びです!
どんなに質の高いコンテンツを作成しても、誰も検索していないキーワードや、競争が激しすぎるキーワードでは上位表示は難しいでしょう。

今回は、Web集客で成果を出すための「検索上位に上がりやすいキーワードの選び方」について、専門知識がなくても実践できる方法をご紹介します。

なぜキーワード選びがSEO対策の成否を分けるのか

キーワード選びの重要性

⾒込み客との接点を作る入口になる

見込み客が検索する言葉を把握し、それに合わせたコンテンツや記事を作成することが大切!
見込み客が検索する言葉を把握することは、オンライン上であなたのビジネスを見つけてもらうための第一歩です。

Googleは「ユーザーが何を知りたいのか」をとても大切にしています。
例えば、「横浜 産後ヨガ」と検索した人は、単に情報が欲しいのか、実際に教室を探しているのか、その「意図」によって最適な検索結果を表示しようとしています。
つまり、あなたの見込み客が「どんな言葉で検索しているのか」「その検索で何を求めているのか」を理解し、それに合わせたコンテンツを作ることができれば、Googleはあなたのサイトを「この検索に適している」と判断して上位に表示してくれるのです。

これはお店の看板や案内表示と同じです。お客様が「産後の体型が気になっている」という悩みを持っていれば、「産後の体型改善に特化したヨガ教室」という看板(=キーワード)が目に留まりやすいですよね。

限られたリソースを効率的に使える

個人事業主や小規模事業者として、時間もお金も無限にあるわけではありませんよね。
大手企業なら、何十・何百というキーワードで一斉に勝負をかけることができますが、個人事業主の場合は現実的ではありません。
例えば「美容院」というキーワードで大手チェーン店と競争しても、なかなか上位表示は難しいの現実です。

でも安心してください。「○○駅近く 縮毛矯正 くせ毛専門」のような具体的なキーワードなら、大手も狙っていない隙間が見つかります。
これは小さなお店だからこそできる「得意分野に絞った戦略」です。

あなたならではの強みや専門性を反映したキーワードを選ぶことで、成果に直結する効率的な活動ができるようになります。

継続的な集客の基盤になる

度上位表示されると、その効果は長く続きます。これは小さなビジネスにとって大きな強みです。
通常の広告は、料金を支払っている間だけ表示されます。
例えば、5万円の広告費を使い切れば、その広告は消えてしまいます。
これは「使い切りの集客」と言えるでしょう。

一方、SEO対策で上位表示されると、広告費をかけずに長期間にわたって見込み客があなたを見つけてくれます。これは「資産型の集客」です。
最初に時間をかけてキーワード選びと記事作成をしても、その後は何度も集客の成果を生み出し続けます。
例えば「浦和 産後骨盤矯正 料金」で上位表示されれば、産後の骨盤ケアを探す地元のママたちが、夜中でも休日でも、あなたのいない時間も含めて、あなたのサイトを見つけてくれるようになります。営業や広告宣伝をしなくても、見込み客が自然に集まる仕組みができるのです。
適切なキーワードを選ぶことは、24時間365日働いてくれる「集客の自動化」の第一歩です。

検索上位を狙えるキーワードの選び方:基本原則

では、どのようにキーワードを選んで行けばいいのでしょうか?
具体例を挙げて説明していきますね!

単語1つではなく、フレーズで考える

×避けるべきキーワード例

  • 「美容」
  • 「ダイエット」
  • 「コンサルタント」
  • 「税理士」

狙うべきキーワード例

  • 「産後 ダイエット方法  40代」
  • 「横浜  税理士  個人事業主」
  • 「自宅でできる  美容  小顔矯正」

なぜフレーズが効果的なのか?

単語1つだけのキーワードは、大手企業や有名サイトがすでに上位を独占していることが多く、新規参入や小規模サイトが上位表示を狙うのは非常に困難です。
一方、3〜5語程度のフレーズで構成されたキーワード(ロングテールキーワード)は、競争が比較的緩やかなため、上位表示のチャンスが高まります。

検索ボリュームと競合性のバランスを見極める

理想的なキーワードとは、「ある程度の検索需要があり、かつ競合が激しすぎないもの」です。以下の目安を参考にしてください

月間検索ボリューム狙いやすさコメント
10〜100🟢地域系・ニッチ狙いならOK(競合チェック必須)
100〜1,000🟢🟢最も安定して狙いやすい理想的なゾーン
1,000〜10,000🟡人気だが競合も多い。選び方次第
10,000以上🔴大手企業との競争になり厳しい

ただし、「月間検索数が多ければいい」というわけでもないんです。

月間検索数が少なくてもOKなケース

地域名の検索:「横浜市 パーソナルトレーニング 女性」のように地域を限定したキーワードは、検索数が少なくても十分な反応が期待できます。

競合が弱い場合:競合サイトの質やSEO対策状況が不十分であれば、検索数が少なくても上位に入れる可能性があります。

成約単価が高い商材:高額商品やサービスの場合、1件でも問い合わせが入れば費用対効果が見合うことがあります。

少ない検索数は避けた方が良いケース

情報系ブログやアフィリエイト:PV数が伸びにくく、収益化が難しくなります。

上位が企業や行政で埋まっている場合:権威性の高いサイトが上位を占めている場合は避けましょう。

見込み顧客の検索意図とずれている場合:検索しているユーザーがあなたのサービスを求めていない可能性があります。

では「月間検索数」はどの様に調べたらいいのでしょうか?
実は、Googleが無料で使えるツールを提供してくれているんです。

Googleキーワードプランナーを使った効果的なキーワードリサーチ法

Googleキーワードプランナーは、Googleが無料で提供している強力なキーワードリサーチツールです。これを使いこなすことで、効果的なキーワード選びが可能になります。

Googleキーワードプランナーでわかること

月間検索回数:そのキーワードがどれくらい検索されているかがわかります。

関連キーワード:似たような意味を持つ他のキーワード候補を見つけられます。

競争の激しさ:そのキーワードでの競争レベルを確認できます。

広告出稿時の予想コスト:キーワードの価値の目安になります。

Googleキーワードプランナーの使い方

では、実際にGoogleキーワードプランナーの使い方をお伝えしていきます。

1.アカウント作成手順

Googleキーワードプランナー にアクセスし、Google広告のアカウントを作成します。
アカウントの作成は無料でできますし、広告出稿の必要はありません。

ログイン後、右上のツールアイコンから「ツールと設定」→「キーワードプランナー」を選択します。

2.キーワードリサーチの基本ステップ

  • 「新しいキーワードを見つける」をクリック
  • 自分のビジネスに関連する基本的な単語やフレーズを入力(例:「横浜 税理士」)
  • 「結果を表示」をクリック
  • 表示された関連キーワード一覧から、検索ボリュームと競争率を確認

関連キーワードの一覧と、月間平均検索ボリュームなどが一覧で表示されます。
このキーワード一覧は、実際にユーザーがGoogleで検索したキーワードになるんです!

3.効果的なキーワード選びのポイント

この一覧から、下記のポイントに注意してキーワードを選んでいきます。

  • 「競合:小〜中」と表示されているキーワードを優先的にチェック
  • 検索ボリュームが極端に多すぎず、少なすぎないものを選ぶ
  • 自分のビジネスと関連性が高いキーワードを選ぶ
  • 検索意図(情報収集、比較検討、購入意欲など)を考慮する

【実践】業種別・効果的なキーワード選びの具体例

それでは、例を挙げながら実際のキーワード選びの具体例をお伝えします

美容関連の個人事業主の場合

❌避けるべきキーワード

  • 「美容院」
  • 「ヘアサロン」
  • 「髪型」
  • 「ヘアスタイル」

✅ 狙うべきキーワード

  • 「表参道 ヘアサロン 縮毛矯正 くせ毛」
  • 「30代 ショートボブ 丸顔 似合う髪型」
  • 「パーマ 持ち 良くする方法 自宅ケア」

コンサルタント・コーチの場合

❌避けるべきキーワード

  • 「コンサルタント」
  • 「コーチング」
  • 「起業」「副業」

✅ 狙うべきキーワード

  • 「女性起業家  集客方法  初心者
  • 」「オンライン コーチング 料金設定 方法」
  • 「個人事業主 確定申告 初めて 手順」

士業(税理士、行政書士など)の場合

❌避けるべきキーワード

  • 「税理士」「行政書士」
  • 「相談」「依頼」

✅ 狙うべきキーワード

  • 「大阪 個人事業主 節税対策 税理士」
  • 「外国人雇用 在留資格 申請手続き 行政書士」
  • 「遺言書 作成 費用 相場 司法書士」

あなたのビジネスに最適なキーワードを見つける4ステップ

SEO対策で成果を出すための、具体的なキーワード選びの手順をご紹介します。

ステップ1:ビジネスの核となるキーワードを思いつく限り書き出す

まずは、あなたのビジネスを表す基本的なキーワードを10〜20個リストアップしましょう。
この段階では量を重視し、思いつく限り書き出してください。

例(ヨガインストラクターの場合)

  • ヨガ
  • ヨガインストラクター
  • ヨガ教室
  • ヨガレッスン
  • ヨガポーズ
  • ヨガ効果
  • 初心者ヨガ
  • etc...

ステップ2:キーワードを拡張する3つの軸

基本キーワードに以下の3つの要素を組み合わせることで、具体的で狙いやすいキーワードを作りましょう。

  1. 地域名:「横浜」「新宿区」「東京都」など
  2. ターゲット特性:「初心者」「40代女性」「産後」「腰痛持ち」など
  3. 具体的なニーズ/悩み:「ダイエット」「ストレス解消」「肩こり改善」など

例(組み合わせキーワード)

  • 横浜 ヨガ教室 初心者
  • 東京 産後ヨガ 少人数制
  • 新宿 ヨガ 肩こり改善 効果

ステップ3:Googleキーワードプランナーで検索ボリュームと競合性を確認

作成したキーワードリストをGoogleキーワードプランナーに入力し、それぞれの月間検索回数と競合性をチェックします。先述した「狙いやすいゾーン」に入るキーワードを中心に選びましょう。

ステップ4:実際の検索結果をチェックして最終判断する

最後に、候補となったキーワードで実際にGoogle検索を行い、現在の検索結果をチェックしましょう。

競合が強すぎる兆候(避けた方が良い)

  • 大手企業やブランドのサイトが上位を占めている
  • Wikipedia、官公庁、大手メディアが多数表示されている
  • 広告枠が多く、競争が激しそうである

チャンスがありそうな兆候(狙い目)

  • 個人ブログや小規模サイトが上位に表示されている
  • 内容が薄い記事や古い情報が上位にある
  • あなたより専門性が低いと思われるサイトが上位にある

まとめ:キーワード選びを制するものがSEO対策を制す!

SEO対策の成功は、適切なキーワード選びから始まります。本記事でご紹介した方法を実践すれば、個人事業主や小規模事業者でも、効果的にWeb集客を実現することができますよ!

キーワード選びの5つのポイント

  1. 単語1つではなく、3〜5語のフレーズで考える
  2. 月間検索ボリューム100〜1,000のキーワードを中心に狙う
  3. 地域名や具体的なターゲット特性を含めると競争が緩やかになる
  4. Googleキーワードプランナーで「競合:小〜中」を優先的に選ぶ
  5. 実際の検索結果を確認し、勝てる見込みがあるキーワードを選ぶ

適切なキーワード戦略を立てることで、SEO対策の効果は飛躍的に高まります。ぜひ今日から、あなたのビジネスに最適なキーワード選びを始めてみてください。

「自分のビジネスに最適なキーワードが分からない」「キーワードプランナーの使い方に自信がない」という方には、無料でSEO診断を実施しています。あなたのホームページやブログに最適なキーワード提案を含む、プロによるアドバイスを受けてみませんか?
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全日本SEO協会認定コンサルタント
リンクウェブ 代表 平松由花梨

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投稿者プロフィール

平松由花梨
平松由花梨全日本SEO協会認定コンサルタント リンクウェブ代表
愛知県の商業高校を卒業後、IT業界に従事。
2018年Wordpressと出会い50社以上のWebページ制作に関わる。
1978年 愛知県出身
大学生・専門学生の息子2人を持つシングルマザー起業家。
趣味はソロキャンプ。